2002年10月29日―12月8日 東京都 サントリー美術館 |
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SUNTORY ニュースリリース No.7261 2002/9/13より
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2002年 12月27日―2003年1月19日 京都府 京都文化博物館 |

没後30年 川端康成―文豪が愛した美の世界―
主催:京都文化博物館、(財)川端康成記念会、産経新聞社、京都新聞社
監修:川端香男里、平山三男
企画:日中ビデオネットワーク
後援:京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都商工会議所、京都府観光連盟、京都市観光協会、平安建都1200年記念協会、歴史街道推進協議会、サンケイスポーツ、夕刊フジ、サンケイリビング新聞、NHK京都放送局、関西テレビ放送、KBS京都、ラジオ大阪、エムエフ京都
- 映画上映
2002年12月19日-2003年1月19日
京都府フィルムライブラリー所蔵の川端康成関連6作品を上映(『雪国』『古都』『狂った一頁』『山の音』『千羽鶴』『伊豆の踊子』)。
- 講演会「川端康成―美との出会い―」川端香男里
2003年1月12日(日)14:00-15:30
定員:先着200名
- 概要 つづきを読む
日本初のノーベル文学賞を受賞した川端康成(1899年-1972年)は、美術にも深い造詣を持ち、鋭い審美眼で多数の美術品を収集しました。
本展は、その没後30年にあたり、「美術コレクター」としての川端康成に光を当てる初の展覧会です。川端は戦後になって本格的に美術品収集を始め、後に国宝の指定を受けることとなる池大雅と与謝蕪村の競作「十便十宜図」や、浦上玉堂の「凍雲篩雪図」、ロダンの「女の手」など多数の作品を入手しました。そして、こうした美との出会いは、『千羽鶴』、『山の音』『古都』などの名作の中に美しい結晶を形作りました。」
本展では、作家の心を支え、その創作にも大きく寄与した優れた美術品、身辺で愛し用いた文房具、文学作品の装丁、親しかった画家たちの作品、それらを作家自身による珠玉の文章とともに展示し、文豪・川端康成が目指した美と文学の融合の世界をご覧いただきます。
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ミュージアムカフェ、
京都文化博物館 特別展示室過去の展覧会より
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2003年11月14日―1月12日 山口県 周南市美術博物館 |
没後30年 川端康成―文豪が愛した美の世界―
主催:周南市美術博物館、財団法人川端康成記念会、KRY山口放送、読売新聞西部本社
監修:川端香男里、平山三男
- 開催記念講演会「川端康成 美との邂逅」平山三男
日時:2007年12月7日(日) 14:00〜
定員:60名
- 概要 つづきを読む
日本初のノーベル文学賞を受賞した川端康成(1899〜1972年)は、美術にも深い造詣を持ち、鋭い審美眼で多数の美術品を収集しました。
本展は、財団法人川端康成記念会に引き継がれている収集品によって、「美術コレクター」としての川端康成に光を当てる初の展覧会です。
川端は戦後になって本格的に美術品収集を始め、原稿料の多くを注ぎ込みました。後に国宝の指定を受けることとなる池大雅と与謝蕪村の競作「十便十宜図(じゅうべんじゅうぎず)」や浦上玉堂の「凍雲篩雪図(とううんしせつず)」も戦後間もなく入手したものです。川端は、戦後の混乱した世相の中で古いものに新しい力を見出し、美によって己を支えたと記していますが、鋭い感覚を持つ作家を精神的に支えたものの中には、ロダンの「女の手」など机上の小さな美術品もありました。こうした美の体験はやがて『千羽鶴』『山の音』、そして『古都』などの名作の中に美しい結晶となりました。また川端は、シュルレアリスムの洋画家・古賀春江や、日本画家・東山魁夷など多くの画家とも親密な交流を持ち、それがコレクションに特色を与えています。画家との交友は、川端文学の装丁や挿絵などにも結実し、そこには文学と美術の交流の具体的な様子を見ることができます。
本展では、作家の心を支え、その創作にも大きく寄与した優れた美術品、身辺で愛され用いられた文房具、文学作品の装丁、親しかった画家たちの作品、それらを作家自身による珠玉の文章とともに展示し、文豪・川端康成が目指した美と文学の融合の世界をご覧いただきます。
また、川端と当市出身の写真家・林忠彦との交流にも焦点をあて、林が間近に捉えた川端康成の姿とともに、ゆかりの資料をご紹介します。
- 『くちコミミュージアム』紹介記事 つづきを読む
本展は既に、東京のサントリー美術館等でも開催されました。周南市美術博物館での巡回展には、見逃せないものがあります。それは写真。
本展開催前のこと、川端康成が撮影した写真600枚が鎌倉市内の川端家で発見されたことが新聞等で大きく報道されました。その中から25点が、本展にて初公開されるのです。旧満州で撮影したスナップ写真、軽井沢の川端の別荘をお忍びで訪れた皇太子(当時)ご夫妻、鎌倉市内で開催されたミスコンテスト風景など、記録写真としても価値あるものです。
また、同館は周南市出身の写真家林忠彦ゆかりのミュージアムで、館内には、その作品やビデオで彼の軌跡を辿る記念室があります。今回の展覧会もそもそも、林氏が撮影した川端の肖像写真を同館が提供したことが縁で実現したものです。同展のために、現在林忠彦記念室の展示品を入れ替え、川端関連の写真38点が展示されています。
ノーベル賞受賞作家の書斎、直筆原稿とともに、収集した美術品や、自ら撮影した写真から、彼が何に関心を抱き、あの美的世界を構築したのかが窺えることでしょう。
(IM事務局 ノーミ 『くちコミミュージアム』 )
- 周南市出身の写真家林忠彦、彼による有名な川端康成の肖像写真は、公式サイトで閲覧可能
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ミュージアムカフェより
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2004年8月6日―9月12日 宮城県 仙台市博物館 |
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仙台市博物館 特別展・企画展 平成16年度より
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2004年9月28日―11月21日 高知県立文学館 |
没後30年 川端康成―文豪が愛した美の世界―
主催:高知県立文学館 高知新聞社 財団法人川端康成記念会
監修:川端香男里、平山三男
企画協力:水原園博(毎日放送事業局チーフ・プロデューサー)
後援:高知県教育委員会、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、NHK高知放送局、KSSさんさんテレビ、エフエム高知
芸術文化振興基金助成事業
高知新聞創刊100周年、高知県立文学館開館7周年、第54回高知県芸術祭共催行事
- 記念講演会
「川端康成の思い出−その人となりと文学」川端香男里
2004年9月28日(火) 14:30〜
「川端康成 美との邂逅」平山三男氏
2004年10月23日(土) 14:30〜
- 朗読の会
川端康成作『雨傘』『人間の足音』『死面』ほかの朗読
9月18日(土)14:00〜16:00 扉の会
- 概要
つづきを読む
日本初のノーベル文学賞を受賞した川端康成(1899〜1972)は、美術にも深い造詣を持ち、多数の美術品を収集しました。
本展は、財団法人川端康成記念会に引き継がれている遺愛の収集品によって「美術コレクター」としての川端康成に光を当てる初の展覧会です。
川端は、戦後になって本格的に美術品収集を始めます。後に国宝の指定を受けることになる池大雅と与謝蕪村の競作「十便十宜図」、浦上玉堂「凍雲篩雪図」も戦後間もなく入手したものです。
川端は、戦後の混乱した世相の中で古いものに新しい力を見出し、美によって己を支えたと記しています。鋭い感覚を持つ作家を精神的に支えたもののなかには、ロダンの「女の手」など机上の小さな美術品もありました。こうした美の体験はやがて、『千羽鶴』、『山の音』、そして『古都』等の名作の中に美しい結晶を形づくりました。
川端はまた、シュルレアリスムの洋画家・古賀春江や、日本画家・東山魁夷など、多くの画家とも親密な交流を持ち、それがコレクションにも特色を与えています。画家との交友は、川端文学の装丁や挿絵などにも結実し、そこには文学と美術の交流の具体的な様子を見ることができます。
本展では、作家の心を支え、その創作にも大きく寄与した美術品、身辺で愛し用いた文房具、文学作品の装丁、親しかった画家たちの作品、それらを作家自身による珠玉の文章や、今回初公開となる川端が撮影した写真とともに展示し、文豪・川端康成が目指した美と文学の融合の世界をご覧いただきます。
また、本県出身作家で、第1回川端康成文学賞を受賞した上林暁と川端とのかかわりについてもご紹介いたします。
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高知県立文学館 旧公式サイトより
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2005年4月28日―5月29日 石川県 金沢21世紀美術館 |
特別展 川端康成コレクション 文豪が愛した美の世界
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2005年9月16日―10月16日 青森県立郷土館 |
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2006年4月7日―5月21日 香川県立東山魁夷せとうち美術館 |
春の特別展 川端康成展 ―文豪が愛した美の世界―
- 概要 つづきを読む
川端康成は、執筆活動のかたわら、美術にも深い造詣を持ち、多数の美術品を所有したことでも知られています。なかでも、日本画家東山魁夷との交流は、互いの創作活動に関わる親密なものとなり、文学と美術を結びつける新たな世界を生み出しました。魁夷が「新潮」の表紙絵を描いていたときに、新潮社の編集者が川端康成に引き合わせ、川端康成の自宅を訪れた際には、浦上玉堂「凍雲篩雪図」と大雅、蕪村の「十便十宜図」など所有の名作の数々に出会いました。
本展覧会では、川端が所有する美術品や、執筆原稿、魁夷の日本画作品との交流の様子を示す挿絵原画等を展示し、美と文学の融合を目指した両者の交流の様子を紹介します。
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2006年9月9日−10月15日 長野県立 信濃美術館 東山魁夷館 |
川端康成の眼力 東山魁夷との知られざる交遊
- 記念講演会「川端康成と東山魁夷 ─その秘められた交遊─」川端香男里
2006年9月9日(土)11:00-12:00
- 朗読会
SBCアナウンサー丸山隆之による川端作品「絵のある朗読会」「雪国」他の朗読
2006年9月30日(土)14:00-15:30
- 概要 つづきを読む
ノーベル文学賞作家・川端康成は、数々の作品を世に送り出す一方で、優れた審美眼をもつ美術品コレクターでもありました。国宝3点をはじめ、古画、工芸、近代絵画などそのコレクションは多岐にわたります。同時代に活躍する画家たちとも交流していましたが、特に近年、日本画家・東山魁夷との往復書簡が発見され、二人の生前の親交があらためて注目されています。
本展覧会では、膨大な川端コレクションの中から国宝を含む珠玉の作品の数々をご紹介するほか、川端と東山の往復書簡、川端の短編小説のために東山が描いた挿絵や装丁本などを展示し、二人の響き合う美の世界を再顕彰します。
- 関連イベント:京洛四季 ─川端康成と東山魁夷ゆかりの京都を訪ねる旅
2006年9月23日(土)出発 1泊2日 募集定員30名
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長野県信濃美術館 東山魁夷館公式サイトより
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2006年9月刊行 書籍『川端康成と東山魁夷―響きあう美の世界』求龍堂 |

「2005年、川端康成と東山魁夷の未公開の往復書簡が現存することが明らかになった。1955年から川端の死の半年前の71年11月まで交わされた書簡を通して、ふたりの芸術家が何を思い、何を語ったのか、その交流を探る。」
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2006年9月刊行 書籍『今、ふたたびの京都』求龍堂 |

「東山魁夷の絵と川端康成の小説で綴る美しい京都絵巻。親愛と敬意に満ちた、川端康成と東山魁夷の知られざる友情。川端はどこを書き、東山はどこを描いたのか。ふたりの作品を楽しみながら、情緒豊かな京都を巡るガイドブック。地図とガイド付き。」
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2008年1月16日―2月24日 京都府 京都文化博物館 |
川端康成と東山魁夷―響きあう美の世界―
主催:京都府、京都文化博物館、毎日放送、毎日新聞社
監修:川端香男里(川端康成記念会理事長)、平山三男(川端康成記念会評議員)、東山すみ
後援:京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都商工会議所、京都府観光連盟、京都市観光協会、歴史街道推進協議会、NHK京都放送局、KBS京都、エフエム京都
- 概要
つづきを読む
ノーベル文学賞受賞作家・川端康成(1899−1972)が、現代を代表する日本画家・東山魁夷(1908−99)と親しく交流したことはこれまでにも知られていましたが、近年、康成と魁夷の間で交わされた書簡がまとまって発見され、あらためて話題になりました。そこには、魁夷の作品や、康成が収集した美術品をめぐる、二人の芸術家の魂の邂逅をうかがうことができます。
当館では平成14年12月から翌年1月にかけて、「没後30年 川端康成 文豪が愛した美の世界」と題する展覧会を開催し、美術コレクターとしての康成に光を当てました。康成ゆかりの展覧会の第二弾となる本展では、往復書簡や折々に記された康成と魁夷の言葉をガイドにして魁夷の優品の数々を見つめ直すとともに、前回の展覧会でも紹介した川端康成記念会に所蔵される康成コレクションから3点の国宝や新発見の作品などを厳選、さらに、康成がかつて所蔵していた美術品をあわせて展示します。
珠玉の言葉たちと美術の競演をご堪能ください。
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京都文化博物館 特別展示室過去の展覧会より
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関連イベント |
JTB東京法人「平山三男氏と行く、東山魁夷を訪ね、川端康成に触れる旅」
2008年4月10日(金)-11日(土)
旅行代金(2名1室利用 大人)5万9800円/人員20名/京都国際ホテル
訪問地にゆかりのある作品:
川端康成『古都』、東山魁夷『花明り』『年経る樹』『曙』『一力』ほか
旅の概要……つづきを読む
JTB法人東京法人営業新宿支店は、東山魁夷と川端康成の作品にちなんだ、京都にかかわる舞台を案内する、「平山三男氏と行く、東山魁夷を訪ね、川端康成に触れる旅」を3月17日から発売した。
同ツアーは、1月16日〜2月24日に京都府京都文化博物館で開催された「川端康成と東山魁夷展−響き合う美の世界−」と、東山魁夷生誕100年という節目の年であることを記念し企画したもの。円山公園から八坂神社、大徳寺から今宮神社など、東山魁夷が「京洛四季」(1969年作品)で描いた、京都のモチーフとなった場所を訪れながら、「古都」(1962年作品)に描かれた川端康成の文章を味わう。川端文学研究家の平山三男氏(財団法人川端康成記念評議委員/学術団体川端文学研究会常任理事)が同行し、双方の作品が生まれた背景など独自の解説を加えながら見学する。
2005年2人の間で交わされていた書簡がまとまって発見されたが、ノーベル文学賞受賞作家・川端康成と日本画家・東山魁夷に親しい交流があったことは意外と知られていない。「川端康成と東山魁夷展−響き合う美の世界−」では、2人の往復書簡や川端康成記念会に所蔵される康成コレクションから3点の国宝や新たに見つかった初公開の作品などが展示された。平山三男氏はこの展示会の監修を務め、2人の描いた京都を巡るガイドブックも編纂している。
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livedoorニュース http://news.livedoor.com/article/detail/3560954
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2008年4月19日―6月1日 香川県立東山魁夷せとうち美術館 |
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四国新聞社2008年4月19日より
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2008年9月2日―12月14日 滋賀県甲賀市 MIHO MUSEUM |
秋季特別展 良寛生誕250年 大和し美し Japan is beautiful 川端康成と安田靫彦
主催:MIHO MUSEUM/京都新聞社
監修:川端香男里、安田健一
企画:水原園博/平山三男
後援:滋賀県、滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、BBCびわ湖放送
特別協力:財団法人良寛記念館
- 二大コレクションと良寛
美と文学のコラボレーション
川端康成は『雪国』をはじめとする数々の名作を残し、日本人初のノーベル文学賞を受賞しました。一方、安田靫彦は新古典主義といわれる歴史画を確立、その高雅な美の世界は私たちに潤いを与えてくれます。また、安田の生涯は良寛に捧げられたといって過言ではなく、良寛研究の第一人者でもあります。
つづきを読む
川端もノーベル文学賞受賞講演で良寛に触れ、その心の世界を発信しました。
本展覧会は、作家・川端康成と画家・安田靫彦の24年間の交流をたどり、交流の品のみならず、国宝を含む二人を支えた美術品、ならびに多くの良寛遺墨を通観し、二人が共に感じ憧れた、日本人の心の奥底に今も流れる清らかな精神性を浮彫りにするものです。
- 展覧会 風景の写真:
滋賀ガイド 2008年8月31日(http://www.gaido.jp/clickalbum/detail.php?ID=1573)
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MIHO MUSEUM 通信 vol.21 2008年秋季特別展
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2008年9月刊行 書籍『大和し美し』求龍堂 |

「2005年、川端康成と東山魁夷の未公開の往復書簡が現存することが明らかになった。1955年から川端の死の半年前の71年11月まで交わされた書簡を通して、ふたりの芸術家が何を思い、何を語ったのか、その交流を探る。」
「川端康成 古美術とのめぐりあい」平山執筆
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2009年2月19日―3月15日 愛媛県 名古屋 松坂屋美術館 |
川端康成生誕110年川端康成コレクション展
主催:日本経済新聞社・松坂屋美術館
監修:川端香男里、平山三男
企画:水原園博
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2009年4月4日―5月10日 千葉県千葉市美術館 |
大和し美し 川端康成と安田靫彦
【初公開】与謝蕪村の文台(川端康成記念会蔵)
主催:千葉市美術館
特別協力:財団法人良寛記念館
監修:川端香男里/安田建一
企画:水原園博/平山三男
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千葉市美術館 過去の展覧会、
千葉市美術館 過去のトピックスより
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2010年4月10日―6月6日 茨城県 水戸近代美術館 |
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2010年10月2日―12月12日 神奈川県 鎌倉文学館 |
開館25周年記念特別展 川端康成と三島由紀夫 伝統へ、世界へ
主催:(財)鎌倉市芸術文化振興財団
監修:佐藤秀明
特別協力:財団法人川端康成記念会、山中湖文学の森 三島由紀夫文学館
来館者24110人(1日平均389人)。
- 鎌倉文学館サイトより 概要引用:
昭和20年3月、川端康成は、20歳の三島由紀夫から最初の小説集『花ざかりの森』を贈られ礼状を認めます。
そして、終戦をはさんだ翌年の1月、三島は原稿を携え川端を訪ねました。
川端はそれを読み雑誌「人間」に推薦、三島は本格的に文壇デビューします。
そこから、三島が亡くなるまで24年にわたり二人は深く交流しました。
本展では、二人の交流の軌跡を多彩な資料でご紹介します。
「鎌倉舞台の交友に焦点、鎌倉文学館で」
(神奈川発カロナコ 2010年11月22日記事):
つづきを読む
生涯ライバル心を持ちながら、互いに尊敬の念を抱いていた作家、川端康成と三島由紀夫の鎌倉を舞台にした交流の軌跡をたどる展覧会が12月12日まで、鎌倉市長谷の鎌倉文学館で開かれている。開館25周年を記念した特別展「川端康成と三島由紀夫〜伝統へ、世界へ」。2人の交友録に焦点を絞った企画は初めてという。
三島は21歳のときに鎌倉にあった川端邸を訪れ、その後「煙草」という作品を、川端のかかわる鎌倉文庫発行の文芸誌に掲載してもらう。川端は当時47歳。年も離れ作風も違いながら、三島が亡くなるまで親しい付き合いが続いた。
展覧会では、その交友を書簡や直筆原稿、創作にまつわるスケッチ、著書、さまざまな写真など約100点を展示してたどる。川端が三島にノーベル賞への推薦文を依頼した手紙のほか、川端が同賞の受賞に際して(1)日本文学の伝統(2)翻訳者(3)三島由紀夫君―の三つのおかげと語ったエピソードもひもとく。
また、三島が「豊饒の海」シリーズ第1作の「春の雪」を書いたとき、主人公松枝家の別荘のモデルとなった旧前田侯爵家別邸(現在の鎌倉文学館)に取材した資料を展示。三島の死にあたって川端が「年少の無二の師友(師と敬う友人)」とつづった追悼文も展示された。
「2人の付き合いは、難しいと思われがちですが、おちゃめでざっくばらんなところもあり温かみのある関係がうかがえる。ぜひ足を運んでほしい」と同館では話している。
(「―鎌倉舞台の交友に焦点、来月12日まで鎌倉文学館で川端康成と三島由紀夫の特別展」カロナコ2010年11月22日)
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2011年9月17日(土)―11月6日(日) 山梨県立美術館 |
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2011年11月26日―12月25日 大阪府 茨木市立川端康成文学館 |
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2012年1月2日―2月12日 新潟県 新潟市立美術館
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新春三大美術展 川端康成・東山魁夷コレクション展 ―美しい日本 四季の情景―
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2012年4月7日―6月9日 東京都 日本近代文学館 川端康成記念室
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2012年6月9日―7月22日 香川県 菊池寛記念館
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2012年8月3日―9月2日 石川県 金沢21世紀美術館
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東山魁夷の眼 〜そのコレクションと川端康成との交流〜
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2012年9月28日―11月11日 大分県 竹田市歴史資料館
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川端康成コレクション『川端康成の眼〜知識も理屈もなく、私はただ見てゐる〜』
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